借りる前の計算
金利の数字だけを比べても判断できません。返済総額と、毎月いくらまで返せるかの2つで決めます。
返済総額の考え方
金利より、期間が効く
同じ金額・同じ金利でも、返済期間が長いほど利息の総額は増えます。毎月の負担を軽くするために期間を延ばすと、支払う総額は増える。
だから比べるのは「毎月の返済額」ではなく「完済までに払う総額」です。
多くの事業者は公式サイトに返済シミュレーションを用意しています。申し込む前に、借入希望額と期間を入れて総額を出してください。ここを見ずに申し込むのが、最も多い失敗です。
そしてリボルビング方式の場合は、残高が減りにくい構造があります。毎月の支払額が一定でも、そのうち元金に充当される割合が小さいと、返済期間が長期化します。
返せる上限
目安として、年間の返済額が手取り年収に占める割合で管理します。住宅ローンなどを含めた全体で見ます。
・手取り月収から、家賃・光熱費・通信費・食費・保険を引く
・残った額の半分を返済の上限に置く(残り半分は不測の支出に備える)
・その金額で完済できる期間から、借入額を逆算する
この順序で計算すると、「借りられる額」と「返せる額」が違うことがはっきりします。審査に通る額と、返せる額は別物です。
繰り返さないために
借入が繰り返しになる典型は、収入と支出の差がマイナスのままの状態です。この場合、借入は問題を先送りするだけになります。
・固定費を先に削る。通信、保険、サブスクリプション。一度削ると毎月効きます→ 通信費の見直し/ガス料金の見直し
・収入側を動かす。短期では難しくても、方向としてはここ → 転職で収入を上げる
・売れるものを確認する。不要品の売却は、返済義務を増やさない資金化です → 片付けと買取
返済が困難になった場合は、早い段階で相談してください。日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センター、法テラス、自治体の無料相談窓口があります。放置すると選択肢が減ります。
比べるときの項目
・実質年率(下限ではなく、適用される可能性の高い上限側も見る)
・限度額
・返済方式(元利定額、リボルビングなど)
・返済方法(口座振替、振込、店舗、アプリ)
・無利息期間の有無と条件
・申込から融資までの流れと必要書類
いずれも公式サイトの記載が唯一の根拠です。まとめサイトの数値は更新が遅れることがあります。
返済方式と条件を公式で確認する
返済方式や無利息期間の条件は事業者ごとに異なります。契約前に公式の記載をご確認ください。
- 融資には審査があり、必ず借りられるものではありません
- 金利・限度額は各社公式サイトの公表値です
- 返済計画を立ててから申し込んでください